12月7日の日経平均
12月7日の日経平均の終値は、先週末の引値に対して、203.80円安の26,547.44円という結果でした。業種毎に検証してみると、空運業、精密機器、金属製品が下落率上位の業種で、逆に上昇率上位だった業種は、製紙業界、鉱業、その他業種でした。
東証1部では全体の79%の銘柄が値下がり、18%の銘柄が値上がりとなりました。
銘柄別では、ソフトバンクG、リクルートHD、ファーストリテ、ソニーなどが1日を通してさえない動きを見せておりました。エムスリーやSUMCOは4%超、ANAは5%超の下落となりました。また、大飯原発3、4号機の設置許可取り消しを命じる判決が出された関西電力も嫌気がされため大きく下落しております。
また、古河電池は、電気自動車用リチウムイオン電池を手掛けていないと公表したため、それがマイナスの懸念材料となりストップ安水準で取引を終える形となりました。一方、任天堂、デンソーなどが堅調な動きを見せておりました。
株式会社アスコット(3264)
私個人的に注目している株式会社アスコット(3264)ですが、こちらは本日も頼もしい動きを見せてくれました。(株式会社アスコットは東京23区軸にマンション開発、収益不動産の売買を手がける企業です。保険大手・中国平安グループ傘下になります。)
12月7日のアスコットの動き
株式会社アスコット(3264)を保有した経緯
オリンピック前に、不動産を手掛ける企業としてリストアップをしました。条件である低位株ということや、その当時は上場から10年以内ということもあったため、お気に入り銘柄の登録をしていました。
この当時の2015年から2016年の前半にかけて、株価が急上昇し購入のタイミングを逃してしまいました。2016年の5月16日には1,320円を付けました。
しかしその後は一時的に上昇を見せたりはしたものの徐々に株価は下がり続け、コロナ騒動の最中、2020年の3月19日には85円まで下がりました。約5年近くで10分の1以下になってしまったのです。
そんなアスコットですが本日も上昇し、終値は350円、前日比+18.00で終了し、投資家達からも注目を浴び始めております。しかし最近の上昇率は急激とも捉えられるので注意は必要です。
直近3ヶ月のアスコットの動き
前の週に引き続き、本日も苦しい状況が続きました。やはり10月半ばでのエントリータイミングの悪さが尾を引いております・・・考えられる要因としては以前の記事でも書いてありますが、11/24にZMPの年内IPO無しがどうやら確定されたらしく、IPOの期待を込めてエントリーしていた投資家達が徐々にポジションを減らしていき、売りへの動きが加速したのだと考えられます。
この状況はいつまで続くのか・・・
この投資家たちのポジションの整理が終了するまでこの厳しい状況は続くと考えられます。昨年末から年初にかけてにあった思惑相場(この時は1/21に現時点での年初来高となる1,103円を記録)があれば別ですが、今年の末から来年度年初にかけては材料が乏しいかと思います。
来週以降の展望
11月27日に安値720円を付けるなど、一時は厳しい展開を見せておりましたが、最近は再び上昇傾向を見せておりました。
FVCの直近6ヶ月のチャート
しかし本日のように地合が悪い時は材料に乏しい分差が幅が大きくなりがちです。
いずれにせよ、来春のIPOの可能性も低いと考えられ、もはやZMPの上場を期待するのではなく、他の企業への投資活動に期待するという考え方のシフトチェンジも我々投資家たちには必要かもしれません。
メルカリ<4385>
先週は少し顕著な動きを見せ、少し復活するかと思いきや、この半年に急激に株価が上がった分、しばらくの間は調整の動きが続きそうです。ただここ最近の下落基調からは底堅さを見せてくれているように思います。(そうであると期待したい!!!)ですので、上昇に向けての地固めであると期待して保有は続けていきたいと思います。
メルカリは10月30日の東京市場引け後に決算を発表し、7-9月期の経常は黒字で着地し、21年6月期第1四半期(7-9月)の連結経常損益は2.6億円の黒字(前年同期は70.2億円の赤字)で、売上営業損益率は前年同期の-48.2%→1.6%に急改善したとの事で、上昇を期待したのですが、その後のマザーズ市場の動きに伴うようにイマイチの展開です。
直近3ヶ月のメルカリの動き
とりあえず当面の目標は10月14日に付けた5,930円が目標になりそうです。ただ、税金の関係で年内に一度損失を確定せねばなりませんので、今はそのタイミングをはかっております。
それではまた・・・
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