今あえておすすめする ROLEX
エクスプローラー
Ref.114270
2021年春、毎年恒例のロレックスの新作発表。
今年はエクスプローラーⅠ(正式にはⅠは付かない) の新作が発表されました。
まず驚いたのはイエローロレゾール仕様のコンビモデルの発表でした。
名前のとおり冒険家を意味するエクスプローラー。武骨でシンプルな道具としての印象が強かったモデルの時計ですが、このロレゾールモデルに関しては宝飾感が一気に強まりました。
イエローロレゾール(コンビ)のリファレンスナンバーは、Ref.124273となります。
そしてもう一つはステンレススチール素材のエクスプローラー Ref.124270です。
両モデルともに、新作となったこのモデルからケースサイズが36mmにダウンサイジングされ、2010年まで生産されていたRef.114270と同一サイズになったことによりRef.114270モデルへの原点回帰路線が強まりました。
他のモデルも徐々にそういった形でのモデルチェンジが多くなるかもしれません。
まさかのダウンサイジング!
前途のように、先代モデルRef.214270からまさかのダウンサイジング!ケース径が39ミリから36ミリに変更になりました。
一昔前のデカアツ時計ブームもあり、ロレックスも2010年から11年間にわたって39mmサイズのエクスプローラーRef.214270を生産してきましたが、新作の登場により、39mmサイズのエクスプローラーは生産終了となります。
(おそらく少し前から生産はしていなかったと思われます。)
新型エクスプローラーの主な変更点
ケース径が39ミリから36ミリに変更
ムーブメントは32系:cal.3230に変更
6時位置のSWISS MADEの中央に王冠マーク
Ref.214270で6時位置に移動したEXPLORERロゴが12時位置に移動
ステンレススチール素材 Ref.124270 676,500円(税込)
イエローロレゾール(コンビ) Ref.124273 1,142,900円(税込)
ロレックス エクスプローラーは1953年にその歴史をスタートさせました。
そのデザインは半世紀以上変わりがなく、如何にそのデザインが完成されていたかがうかがえます。
ここでは私が所有している先々代のエクスプローラーRef.114270の紹介をしていきます。
私が所有しているモデルは、ROLEX エクスプローラー Ref.114270 V番 ルーレット刻印がされているモデルになります。
こちらは前途にあるように高校生の頃からの憧れのモデルであったこともあり、所有している3本の中で1番のお気に入りの時計になります。
前モデルにあたるRef.14270からRef.114270になったことにより、フラッシュフィット、ムーブメントなどの変更を経てバージョンアップされました。
Ref.114270の製造期間は2001年〜2011年と長いのですが、所有しているこのモデルは、ルーレット刻印の入った最終形態となり市場でも一際高額で取引されています。
ルーレット刻印自体が2007年頃から偽造防止のために追加されたもので、市場でもかなり少ないモデルとなります。
ルーレット刻印の映像を含めた詳細を、下記の動画にて紹介しているので、ぜひ見てください。
エアキングRef.14000M Y番との比較
この他に私が保有しているロレックスであるエアキングRef.14000Mとの比較画像を載せてみます。
身近にある比較対象にちょうどいい時計なのでぜひ参考にしてみてください。
このエアキングは文字盤がエクスプローラーと同様に369表示になっています。114270との比較にはちょうどいい時計です。
ちなみにケース径は34ミリと今となってはかなり小さいモデルとなっております。
比較画像
(左:エクスプローラRef.114270 左:エアキングRef.14000M)
いかがでしょうか?まるで兄と弟ってな感じです。
このエアキングも本当にいい時計です、今だに中古相場では30万円から50万円くらいで購入できます。(もちろん高額であることは間違いありませんが・・・)
ちなみにこちらの画像のエアキングは2004年頃生産・販売のY番です。当時もエクスプローラーは人気があり、似ているこちらの時計をやむ得なく購入した人が結構いたとか・・・
値段が低価格だったこともあり、あまり丁寧に扱われなかった時計が中古市場では多いとよく聞きます。
サラリーマンのワイシャツの袖口にすっぽり入るこのくらいの大きさの時計が、逆に私のようなさえないサラリーマンにとってはこの上ない素晴らしい時計となっております。
ムーブメントは31系でこちらの114270と同一のものなので、かなりお得感があります。
ぜひ良いモデルがあった場合は試してみてください。
エクスプローラー・・・名前のとおり冒険者を意味するこの言葉をこの時計はモデル名にしております。
本来であれば流通価格にとらわれず、誰からもガシガシ使われて傷だらけになる姿がこのモデルのあるべき姿なのかもしれません。
異常ともとれる今現在のロレックスを取り巻くこの市場の状態が、本来の姿ではないことを祈りながら今回の記事を終わりにさせていただきます。
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