烏骨鶏の卵

烏骨鶏の卵

昔から気になっていた食材の一つ、烏骨鶏の卵です。普通の鶏の卵より栄養があるとか、貴重で値段が高いなどのことは知っていたのですが、実際に購入したのは今回が初めてになります。

購入のきっかけ

ある日の買い物帰り、自宅の近くで「烏骨鶏の卵」というのぼり旗を掲げている野菜の直売所を発見しました。興味があったので立ち寄ることににし、店に入るなり”1個200円”の価格が目に飛び込んできました。そうです、烏骨鶏の卵の値段です。通常は4個セットの様ですが、お店の人に話を伺ったところ、バラ売りも可能の様で2個購入してみました。1個200円の卵ですから家に帰ってからまじまじと眺めていました・・・

烏骨鶏とは・・・

烏骨鶏(うこっけい)とは、ニワトリの品種になります。そもそもニワトリとは、キジ科に属する鳥類の一種であり、世界中で飼育されている頭部に「鶏冠(トサカ)」とあごの部分には「肉垂(にくすい)、もしくは肉髯(にくぜん)」と呼ばれる皮膚が発達した装飾器官がある養鶏の総称になります。

烏骨鶏の特徴

烏骨(黒い骨)という名が示す通り、皮膚、内臓、骨と体の中身のあらゆる部分が黒色であります。羽毛は白い個体と黒い個体が存在し、成鳥になっても綿毛になるのが特徴です。また、足の指が、普通のニワトリと同じ前向き3本に加え、後ろ向きの指が普通のニワトリの1本に対し2本(3本)あり、計5本(6本)あるのも大きな特徴です。一般的な鳥類は指の数が4本であり、5本(以上)ある種類は本種のみである。

食材としての価値

一般的なニワトリのみならず、鳥類全般から見ても特異な外見的特徴から、中国では霊鳥として扱われ、不老不死の食材と呼ばれていました。実際栄養に優れた組成を持ち、美味であるため、現在でも一般的な鶏肉と比較して高価格で取引されています。また今回私が購入した卵も同様に、非常に人気が高く産卵数も週に1個程度と少ないことから、一般的な鶏卵と比較して非常に高価です。今回我々は1個200円で購入させていただきましたが、国内の通常流通価格は1個500円前後であることが多いようです。

烏骨鶏の卵の外観

フラッシュ撮影時の烏骨鶏の卵

写真だと茶色っぽく写っていますが若干緑っぽいです。

生協で購入した普通の鶏の卵との比較です。左が烏骨鶏の卵、右が生協の鶏の卵です。生協の卵自体そんなに大きくはありませんが、それと比較しても烏骨鶏の卵はかなり小さいです。

烏骨鶏の卵の効能

烏骨鶏の卵は、通常の卵に比べて脂肪分・カロリーが半分にも関わらず、レシチン・コリン・鉄分・ビタミンA・ビタミンBといった栄養素が豊富です。また普通の卵には含まれていない、DHA・アラキドン酸・オレイン酸・リノール酸・リレノン酸などの不飽和脂肪酸が含まれています。

更に鉄は鶏卵の3倍、DHAは2倍、ビタミンEは30倍含まれています。牛・豚・鶏は酸性食ですが、烏骨鶏は肉・骨・卵全てがアルカリ性食品となります。

 


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