サラリーマンの投資について 23
12月10日の市場の模様
12月9日の米国市場でNYダウが下落して、105ドル安となりました。追加経済対策を巡る与野党の対立を受けて、年内の合意成立への期待が後退した事が容易だと思われます。また英国で接種開始された新型コロナウイルスワクチンについて、2人のワクチン接種者に、アレルギー反応のような症状が出たことも警戒される一因となりました。
12月10日の日経平均は、米国市場でのNYダウと米国株の下落の流れを引き継いでしまう形に・・・
市場が明けると129円安からスタートし、朝方に一時26639.98円(前日比177.96円安)まで下落しました。一方(9984)ソフトバンクGが大きく買われ上昇し、午後にかけてプラス圏に浮上する場面もありましたが、投資家たちの利益確定の売りが多く上値は重い流れでした。
結局、大引けの日経平均は、前日比61.70円安の26756.24円で終了しました。東証1部の売買高は11億8216万株、業種別で検証すると、海運業、金属製品が下落幅の多い分野となりました。一方、情報・通信業、水産・農林業、石油製品が上昇幅が大きい分野でした。東証1部の値下がり銘柄は全体の61%、対して値上がり銘柄は34%という結果でした。東証マザーズ指数は前日比13.46ポイント安の1156.97ポイントと続落です。
ニューヨーク外国為替市場の円相場は、午前8時現在1ドル=104円38~48銭と前日午後5時(104円19~29銭)比19銭の円安・ドル高で推移してました。
ユーロドルは、欧州中央銀行理事会で政策金利を据え置き、パンデミック緊急購入プログラムを2022年3月まで継続、金額を5000億ユーロ拡大したことで、1.2118ドルまで上昇しました。ユーロ円も126.61円まで上昇しました。
日本時間12月11日深夜にあたるNY市場はもみ合い基調です。10日は新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で、追加経済対策を巡る与野党協議に進展がなかった事や、前途でもあるように、英国でコロナワクチンに副作用がみられた事などが嫌気される要因となりました。その結果、主要の3指数が全て下落基調でした。
日本時間12月11日深夜にあたるの取引では、追加経済対策への期待や、米国でのコロナワクチンの緊急使用承認期待が下値支援となることが期待される一方で、グロース・モメンタム株にスピード調整が続くことが予想されます。追加経済対策やワクチン関連ニュース、11月消費者物価指数(CPI)などの経済指標を見据えながら慎重に見守っていきたい展開です。
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