我が家の愛犬 11 犬を飼うということ

最近、ある記事を目にしました。

コロナ禍による外出自粛要請により、家庭内で過ごす時間が増えた方々が、子犬や子猫をお迎えするというペットブーム起きていたという記事です。自粛された方々は当然、家にいる時間が長くなり、そのため巣ごもり需要でペットを飼ってみたいと思う人が増えたのです。とあるペットショップの売上が、いつもの2倍近くになったケースも。確かに家にいる時間が増え、コロナ禍による不安や心の隙間を埋めるために、ペットを迎え入れたいという思いや機会が多くなるのはわからないでもないかなと思います。

そのことが良いか悪いかは別として。

ともあれ昨今ではペットは家族の一員で癒しなどの心理的な役割を担っていますから。

その一方、自粛要請が解除された頃から、保護施設に毎日子犬や子猫が送り込まれてくるという思わぬ悲劇も生まれているという事です。ただでさえ安易に購入したペットを保護施設に持ち込む飼い主の記事や動画を目にする機会が多いというのに、このペットブームがさらに飼育放棄という悲劇を多く生み出してしまったのです。中にはお迎え後、数日で動物保護センターにセンターに送られてくる子犬や子猫も多かったと言います。(生まれて間もない子犬や子猫でさえも、飼育できないという理由で相談にくるケースが増加したといいます。)決してあってはならない事ですが、飼われる犬・猫が増えれば、こうしたかわいそうな子たちも増えるのはある意味予想できていた事ではないでしょうか。

このような飼育放棄は、首都圏を中心に起きていて、にわかペットブームが引き起こした思わぬ悲劇と言っても過言ではありません。家族として迎え入れた犬や猫たちとのくらしのなかで、精神的に追い込まれる飼い主も多いとの事です。子犬や子猫は家の中にいる時間が増える事でペットち接する時間も増えて、対応できると考えるのもわかります。 しかし私の経験上、子犬は大人の犬よりも餌や排泄の世話の頻度もとても多く、費用がとても大きいのです。

外出自粛要請期間中に家で巣ごもりしていたときは時間がありました。しかし自粛が緩和されて、徐々に家に居る時間が少なくなってきたときに外出自粛要請期間中の頃と同じ気持ちで同様に接しお世話をするということは本当に難しいと思います。

一度お迎えすれば、その命を見届けるまでそばに居続けなければなりません。Go To キャンペーンで旅行に行こうと思っても、ペットがいれば、いなかった時のように、自分の思うがままに旅行なんて行けなくなります。(普段の外出の時もペットのことを気にかけて行動することになります。)

我が家にはチワワがいます。先月に満10歳になりました。

大概の方が子犬の頃の可愛さに惹かれて迎えるケースが多いのではないでしょうか。我が家もそうでした。その気持ちは痛いほどわかります。可愛いですし・・・

今はもちろん家族同然ですし、いない生活は考えられません、が・・・やはり生き物です。きれい事だけでは済まされません。毛は落ちるし、粗相はするし、餌の食いつきが悪くなるし、それらを受け入れてこそかけがえのない家族になり得るのだと思います。

近年ペット業界が抱える問題として、ペットショップの販売方法や保護犬の事など、他人事では済まされない問題が山積みです。しかしペットショップの子達も飼い主が決まらなければ、将来が約束されません。

よくペットショップでは購入しないように、といった記事を見かけます。しかし今お店で売られている動物達の飼い主は決まるべきして決まったのでです。ですからペットショップで今売られている子たちも家族が決まらなければならないのです。

まとまりませんが一匹でも不幸になる動物達がいなくなる事を願いながらこの記事を終わりにします。

ありがとうございました。

 

 

 


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