ロレックスマラソンというマラソンについて
ロレックスの高騰、昨今の熱狂ぶり・・・
仕事が営業職で東京の中心部を営業車で回っているため、都内某所のロレックス正規店をよく通ります。
私自身時計は好きですしロレックスも所有しているのでロレックスの看板を掲げているお店を通れば、必ず目を向けて通っていきます。
ただ最近のロレックス正規店は異様な光景に見えます。まるでコンビニのように人が次から次へと出たり入ったりしているのです。
特にここ1〜2年の間のロレックス の正規店を取り巻く環境は大きく変わっているのように感じるのです。それは・・・
・入れ替わり立ち替わり多くの人が店に入店していくのです。この不景気にしかもロレックスの正規店です。一昔前なら考えられない光景です。
・しかし入店したお客様たちは、店に入ったかと思うと店員さんに挨拶らしきお辞儀をしてすぐさま店を出ていきます。
・最初は、最近のロレックス人気はすごいなあと思っていたのですが、みなさん袋も何も持たずに(何も買わず)出ていくのです。
最初の頃はみなさん何をしにお店に入っていくのだろうと不思議な光景にしか見えませんでした。それこそがまさにロレックスマラソンという名のもとに購入活動をしている方々だったのです。
ロレックスマラソンとは
「ロレックスマラソン」とは、欲しいモデルをロレックス正規店舗で正規の在庫を探し求めることを指します。
目当てのモデルを探し回って次から次へとお店をめぐるようすがまるで「マラソン」を連想させることからこのように呼ばれています。
背景には一昔前まではほとんどのモデルが正規店で販売される価格(日本ロレックスが定めるロレックスの国内定価)よりも並行店の販売価格の方が安かったのですが、ここ最近の高騰により、並行店の販売価格が国内定価を遥かに上回る金額で販売されています。
特にデイトナなどの人気モデルの価格は国内定価の3倍〜4倍近くになることも。その他サブマリーナ、エクスプローラー、GMTマスター、といったモデル、通称スポロレは特に入手困難な状態が続いています。
その理由は「定価より高く売れる」からです。
定価より高く売れるようになると「転売」を目的とした転売ヤーが多くなります。
定価より高値取引されること転売目的で購入する人が増える為、ロレックスの価値が高騰し転転売ヤーも増えていったことが要因です。
ロレックスマラソンをしている方々の特徴と傾向
1. みなさん躊躇なく正規店へ入っていく。しかも次から次へと切れ目なく・・・
2. 30代から50代くらいまでの男性が多い。(お一人様が多い)
3.お店の方と必ず談笑
4.最後は必ずお辞儀をしてお店を後にする。
5.ほとんどの方が何も買わずに・・・
ロレックスマラソンをしている方々が目指しているモデルとは?
品薄状態が続いているロレックスとはいえ全てのモデルが人気があり入手困難かといえばもちろんそんなことはございませんが、次に紹介される3モデルは特に人気があり、ランナーたちの目指しているモデルとなります。
1.デイトナ(特にステンレスモデル)
2.GMTマスター(特にステンレスモデル)
3.サブマリーナ(特にスタンレスモデル)
この3モデルがロレックスマラソンにおけるゴールとなることが多い時計たちと言えるでしょう。
(ちなみに私が所有しているモデルはこの3モデル以外です・・・)
(私が所有している3モデル。いずれも10年以上前に購入したモデルたちです・・・)
1.デイトナ(ステンレスモデル)
言わずと知れた人気モデルです。常に品薄状態です。
ロレックス 歴20年の私ですが、正規店で陳列された姿を見たことがありません。
2世代前のモデルがちょうど私がロレックスに興味を持ち始めた頃に現行品として発売されていたモデルになります。
Ref.16520
ゼニス社製エルプリメロムーブメント搭載モデルです。
黒文字盤のモデルにまれに見られた個体で、デイトナの特徴である三つ目のダイヤルが茶色に経年変化する個体があります。このモデルは(ブラウンアイモデル)は今では500万円以上の値がつけられていることも珍しくありません。
ブラウンダイヤルのブラウンアイモデルは通称「パトリッツィダイヤル」なんて呼ばれたりもしてます。
しかし私がロレックスに興味を持ち始めた20年前では、このブラウンアイのモデルがなんと!!!某有名質屋Dにて100万円前後で売られていました。
その当時は高いと思っていましたが今考えると、あの時買っていれば・・・。ちなみに現在の状況ですが、Ref.16520 ゼニス社製エルプリメロムーブメント搭載 デイトナは通常でも300万円は下りません。
Ref.116520
ロレックス社としては、ゼニス社のムーブメントを前モデルまで搭載していたわけですが、おそらく自社ムーブメントの開発をずっとしていたのでしょう。
そしてついに念願の自社開発ムーブメントを搭載したクロノグラフモデル、コスモグラフ デイトナが登場になります。
そのモデルが前モデルRef.116520となります。
登場は2000年、自社製自動巻クロノグラフムーブメントCal.4130を搭載しております。
高騰している現在ですが、近年のモデルの中では一番おすすめできるモデルです。
特にモデル後期の高年式の時計は成熟され品質も安定していて精度の高い時計といえます。
Ref.116500LN
ロレックス公式サイトより引用
2016年に登場したロレックス:デイトナの最新にして現行モデルとなります。
型番の後ろにつく「LN」はフランス語でブラックベゼルを表しています。
ちなみに私はまだ展示品を含め実物を見たことがございません。
ロレックスYouTubeを拝見していると、正規店にはちゃんと入荷はしているようです。(ごくわずからしいですが)
前途のようにベゼルがセラミックのブラックベゼルに変更になり、このモデルは白文字盤が異様に人気となりました。
スポーツモデルは通常黒文字盤の方が人気があり並行店の価格も高かったのですが、現行デイトナの登場により他の白文字盤のラインアップのあるモデルも見直された感があります。
みんながいいと言い出すと今まで見向きもしなかった人たちが興味を持ち人気がでるのって不思議ですけどよくある話ですね。
2.GMTマスターⅡ(ステンレスモデル)
5桁モデルのGMTマスター Ⅰ Ref.16700 GMTマスター Ⅱ Ref.16710の値上がりが凄まじい旧モデルですが、現行のGMTマスターⅡ(ロレックス公式サイトより)ももちろん並行店では定価以上の金額で取引されています。
そのため赤と青のベゼルを要するモデル(通称ペプシ)と黒と青のベゼルを要するモデル(通称バットマン)は常に品薄状態で正規店で通常に販売されているようなモデルではありません。
今から20年近く前、5桁モデルの時代のGMTマスターって並行店では30万円切るか切らないかくらいの価格で販売されてた記憶があります。16600シードを購入しようと思っていた頃、GMTマスターだけがずば抜けて安かったのでこちらを購入しようかと迷ったものでした。
今となっては懐かしい話です。
現行モデルはジュビリー(Jubilee)ブレスレットを備えグローバルに活躍する人々に理想的な時計です。その特徴は日付や2つのタイムゾーンの時刻の設定ができ、世界で活躍する人たちに向けた時計となっております。
現在はこの高騰もありロレックスマラソンの第一候補として挙げられている方も多いと聞きます。実際にYouTubeなんかで動画をアップしている方はデイトナと同じくらいこのモデルをあげていることが多いです。
6桁モデルになってから高級感が増し確かに前にも増してカッコ良くなりました。
3.サブマリーナ(ステンレスモデル)
言わずと知れたロレックスの代表モデルです。
5桁モデルが馴染み深い私からすればRef.16610が思い浮かぶのですが、現行モデルは他のモデル同様にサイズが大きくなりベゼルがセラミックに変更になり、ブレスもかなりしっかりしていて、高級感が増しました。
サブマリーナは通常モデル(ノンデイトモデル)デイト付きモデルともに人気があり、正規店では展示商品でしか見ることはありません。やはり高級感が増し大きいなあと感じます。
また青サブやグリーンサブも人気があり、購入制限の対象になっているモデルも多いです。
ロレックスマラソン、やってみようかな・・・?
なんか色々調べているうちに自分も憧れのデイトナを求めてマラソンに挑戦してみようかなと思ってきました。
しかし挑戦するには当然すぐに支払うことのできる資金が必要ですし、時間や行動力、お店の方とのコミュニケーション能力も必要になってきます。
もし私がロレックスマラソンを始めたらまた改めてブログの記事で紹介させていただきます。
ロレックスの購入制限モデル
・デイトナ
・サブマリーナ
・GMTマスターⅡ
・エクスプローラー
・エクスプローラーⅡ
・シードゥエラー
・ディープシー
となっています。
これらの対象モデルでは、同一モデルは5年間、他モデルであっても1年間は購入することが出来なくなります。
ロレックス公式サイトより引用
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